クラシックバレエの舞台にペルシャ絨毯登場!?
2021/10/16
実りの秋ともしばしのお別れでしょうか?雨の名古屋はもうコートの季節です。
食、読書、運動など、秋の訪れをきっかけに何か新しい世界を味わうことができるのが秋の良さ♥
皆様はどのような秋をお過ごしになられたでしょうか?
今日は今年の秋を振り返ってみたいなと思います。
私はこの秋、熊川哲也率いるKバレエカンパニーの「クレオパトラ」を観に行き、ひと時ではありましたが芸術の秋をたっぷりと堪能して参りました~
世界初演とだけあって手にできたチケットはまさかの四階席でしたが、大満足の午後を過ごすことができました。
↑名古屋・栄の愛知県芸術劇場大ホールで公演がありました
クレオパトラと言えば世界三大美女の一人。
権力者として、カエサルやアントニウスなど恋多き女性として、彼女にまつわる様々なエピソードは時空を超えて人々を魅了し続けます。
熊川哲也のプロデュースする舞台装置はどの作品においても一際見応えがありますが、今回驚いたのは「ん!?それってペルシャ絨毯のビジャー!?」と思わずオペラグラスを取り出してしまった絨毯が劇中に登場してたこと。
大ホールの舞台の背景が上から下まで絨毯のデザインで覆われ、その景色は圧巻でした✨
イメージはこんな感じ!!当店のコレクションから記憶に近いデザインを探してみました。
ビジャーは北西イランの街、生命力溢れる赤が鮮やかで力強い産地です。
ビジャーの特徴と言えば、その頑丈さ!
持ち上げて頂くとお分かり頂けるかと思いますが、とにかく重い!!
その織りの頑丈さから「鉄の絨毯(Iron carpet)」と呼ばれている程です。
他にも、クレオパトラが絨毯にくるまってカエサルのもとへ行ったというエピソードは有名ですが、「まさか、さすがにその中に人がくるまれているはずないでしょ~」という細さの筒状の絨毯の中からバレリーナが出てきたり…
バレエを観て思わず「ワッ!」と声が出てしまったのは初めてのこと、それ位心を掴まれるような驚きと発見に満ち溢れた舞台でした。
気づけばイルミネーションが始まり、名古屋駅には大きなクリスマスツリーがそびえたっていました。
楽しいホリデーシーズンもすぐそこのようです
皆様御自愛下さいませ。