フィンランド版ギャッベ?!
2021/10/16
昨晩は帰り道の夜風に涼しさを感じたので、今日は帰ったらエアコンを止めてみようと思います☺
皆様いかがお過ごしでしょうか?
実は、私、この夏フィンランドに一カ月滞在しておりました。今回のブログではそちらで出会ったフィンランドの絨毯をご紹介したいと思います!
フィンランドは地理的に言うと北欧のトルコとでも言いましょうか、西にスウェーデン、東はロシアと国境を接し、ヨーロッパとアジアを結ぶその文化の境に位置します。
マリメッコ、ムーミン…日本人の「可愛い!」という感覚がうずかずにはいられない愛らしい印象が強い一方で、その歴史の中でスウェーデンやロシア帝国による七世紀にも渡る支配を経験しており、大戦下においてはナチスの影に雲隠れしながらソ連による吸収を奇跡的にかわすことができたというまさにミラクルの国。
(↑独立百周年を祝う旗があちらこちらに…)
そんな穏やかとは言い難い過去を歩んできたフィンランドは、今年の12月6日にやっと独立百周年を迎えます。昨春には名古屋・栄の愛知県美術館でも建国百周年を記念した「フィンランド・デザイン展」がありましたね~行かれた方もいらっしゃることかと思います♪
「フィンランド・デザイン展」にも出展されていたのがイランのギャッベのような?雰囲気の似たフィンランドの絨毯。
現地でも何度かお目にかかる機会がありましたので簡単ではありますが皆様にもご紹介!
小さな町に訪れた時にふら~っと入ったキュートな教会にて👇
ちなみにこの教会はオランダ人によって建てられたので五角形だとか、これはフィンランドではかなり珍しい様式です。
「結婚式と洗礼式用の教会」として地元の人がお葬式とは分けて使うようになったことで、内装のテイストがこんなにも可愛くなってしまったというバックストーリーも聞かせてもらえましたよ(笑)
友人のサマーコテージにて👇
これはフィンランド版ギリシャ神話「カレワラ」をモチーフにしたもの。
これらの織物は古くから家庭で作られてきたもので、あくまでも敷物としてではなくタペストリーとして使われている印象が強かったです。
その地域の地理的条件や民族的文化が反映されるのが織物の面白いところ、たまにはペルシャから離れて違う地域のものを覗いてみるのも楽しい発見に満ち溢れています♫
織物の世界はあまりにも広い!日々探求です。
お読み頂きましてありがとうございます、御自愛下さい。